ライカレンズその1.
Elmar 5cm F3.5
初めて買ったライカレンズはElmar 5cm F3.5だ。バルナックライカIIIfと一緒に購入した。
マウントはライカスクリューマウント。Lマウントとも呼ばれている。エルマーは年代により使われているレンズガラスやコーティング、鏡筒に使われる素材が違ってくる。これらにこだわりだしたらキリがないほど奥が深いレンズだ。
ちなみに私のエルマーは赤エルマーのダイヤマークである。ちょっと高かったよ…泣
Elmar 5cm F3.5
バルナックライカに装着した際の佇まいには息を呑む。ただそこに凛と、存在感はないのにズッシリと構えている。
その姿で何十年も前に世界中の人々と色んな景色を映し撮ってきたと思うとロマンを感じざるを得ない。
M型ボディに装着したい場合はマウントアダプターを噛ませる必要がある。
Leica M10+Elmar 5cm F3.5
M10とエルマーの組み合わせ。ブラックボディにシルバーのレンズ、最高にクール。異論は認める。
F値3.5?暗くない?1.8はほしくない?絞り環まわしにくくない?
んなもんどうでもいいんですよ。エルマーに明るさを求めてはいけない。近代レンズのようにボケを求めてはいけない。撮ったあとに背面モニターに映る写真を見てみなさいと。開放もしっかりしとる。絞ればバッチリ文句なし。
カラーよりモノクローム。フィルムもデジタルもどっちもこい。個人的にはフィルムの方が好き。
Elmar 5cm F3.5/カフェにて
上3枚は絞り開放
実家近くの高架線から。f8まで絞った
このレンズは沈胴、縮めることのできるレンズだが、M10に装着して沈胴してしまうとセンサーを傷つける恐れがあるので気をつけたいところ。
Summicron 50mm F2 4th
次なるレンズはSummicron 50mm F2の第4世代だ。M10を購入してすぐにズミクロンをお迎えした。現代のライカレンズを使うなら何か?と考えたところ、王道のズミクロンにしようと思った。エルマーと同じ50mmだが、それぞれ写りが違うし、何よりレンズが違えば写りも違う、これで良いのだ。
Leica M10+Summicron 50mm F2
写りは現代レンズよろしく開放からシャープに写る。開放F2という無理のない設計か、どのF値でもしっかり写る。NIKKOR 105mm f1.4開放時のような幻想的なボケはないが、世界を忠実に写し込む。正確に、誇張することなくそのまま写す。その時の空気感をも同時に写真に落とし込む荒技を平然とやってのける。そこに痺れる憧r
じっくり腰を据えて撮ることも、スナップで気軽に撮るのにもいいレンズだ。
Leica M10+Summicron 50mm F2/開放
Leica M10+Summicron 50mm F2/開放
Leica M10+Summicron 50mm F2/f4
Leica M10+Summicron 50mm F2/f4
今回はPart1ということで他のレンズは次の記事で紹介していく。