ライカレンズその2.
ライカレンズその2.ということで。
Elmar 9cm F4
ヤフオクで一万円以下で落札したElmar 9cm F4。
Leica M10+Elmar 9cm F4
このレンズの出番は少なく終わってしまった。オールドレンズ特有の柔らかな写りの中に芯のある描写をしてくれるレンズ。ギミックがしっかりしており、ピントリングを無限遠に合わせてストッパーを解除してあげないと沈胴できない。不意に沈胴してしまわないように配慮された面白いレンズになっている。
開放はやはり甘いが、一段絞るだけで芯のある画をはき出す。
Leica M10+Elmar 9cm F4/開放
しかしオールドレンズ の柔らかさと相まって優しい雰囲気にしてくれる。意外とズッシリしているので、Elmar 5cm F3.5を使ったあとだとかなり重く感じた。
リニューアル後のレンズ機構はそのままらしいが、開放からシャープな写りになっていると聞く。
今は手元にないが、残しておけばよかったかなと少し後悔している。フィルムカメラブームによってライカレンズが高騰しているので、落ち着いたらまた買い戻そうと思っている。
Noctilux 50mm F1.0 E60
とうとう手にしてしまったNoctilux。
Summicronを使っているときはスナップに明るさは求めないぜ!F2でしゅーぶん!!とか豪語していた時もあったが、やはり欲は膨れていく。ライカユーザーなら誰でも使ってみたいレンズの上位に君臨するであろう。
Noctilux 50mm F1.0 E60
Summicronの写りに不満があったわけではないが、暗いところで撮りたい時にやはり明るさが欲しくなる。M10の高ISOにのるノイズはフィルムライクでいいのだが、やはりなるべくノイズをのせたくない。候補にSummilux 50mm F1.4も考えたが、せっかく何十万も出して買うなら更に上をいってやろうじゃないかと思った。ならば何故F0.95にしなかったのかというと、試写させてもらった際に綺麗に写りすぎたからだ。シャープに寄せた分、ボケ方はF1.0のほうが綺麗に感じる。
作例を漁ったときE58のNoctiluxの描写が一番自分にハマり、探しまくったが中々見つからず…試写に試写を重ねて第二世代後期(第三世代前期と呼ぶ人もいる)のE60に決めた。
しかし今までのライカレンズに比べてまぁデカイ。そして重い。存在感を消して他に意識させないようにスナップをするライカにしては存在感ありまくりのレンズだ。
写りの方は開放は正直甘いが、甘い中に芯のある描写だ。フリンジは尋常じゃない。めっちゃ出る。しかし一段でも絞ればパキッと写る。
素晴らしい。
Leica M10+Noctilux 50mm F1.0/全て開放
晴れの昼間で開放なんてまぁトぶわトぶわで真っ白になる。M10の最高SSが1/4000のせいもあるが、昼間はNDフィルター必須だ。E60のNDフィルターなんて探しても中々ないけど…。
そうそう、中々ないといえばこいつのフード。商品番号が12544なんだけど、これがまた探しても見つからない…ヤフオクでやっと1つ見つけたものが約43,000円、マップカメラ、新宿キタムラでも約40,000円…え?フードよんまんえん?え??ってなる…
いやレンズ買えるじゃん…ってなって未だに買えないでいる。
ライカはお金かかるって知ってたけどフードで40,000円とかほんと、ファーwwwってなる。
お金持ちしか使っちゃいけないカメラなんだな、ライカ。お金ないけど欲しいライカ。がんばって仕事しなきゃ…
色んな意味でクセのあるレンズだが、勉強になった事がある。
『高いレンズを買ったところでいい写真が撮れるわけではない。』
さ、これから仕事も写真も頑張るぞ。